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報道レビュー バックナンバー

報道レビュー 2017年2月

02月28日 「イスラム国」掃討作戦を行う有志国連合のジョーンズ副司令官(英軍少将)は、ISのプロパガンダ活動が昨年8月までの1年間で75%減ったと明らかにした 副司令官はISの宣伝活動が「崩壊した」との見方を示した 有志国連合はこれまでに36万件のソーシャルメディアのIS関連アカウントを閉鎖 ツイッターへの書き込みは2014年以降、45%減少 プロパガンダ対策の一部を担ってきた外国人戦闘員の流入が減った影響もある 2017/03/02 東京新聞 
02月28日 安倍晋三首相が2013年12月に靖国神社を参拝したのは憲法の政教分離原則に反するとして、戦没者遺族ら388人が首相と国、靖国神社に1人1万円の慰謝料などを求めた訴訟の控訴審で、大阪高裁(松田亨裁判長)は、賠償請求を退けた1審・大阪地裁判決を支持し、原告側の控訴を棄却 判決は参拝が合憲か違憲かの憲法判断を再び示さなかった 判決は1審と同様、小泉純一郎元首相の参拝を巡る06年の最高裁判決に沿い、「首相の参拝だけでは、個人の信仰を圧迫、干渉する性質のものではない」と指摘 原告らが不快の念を抱いたとしても、信教の自由などの権利障害には当たらず、賠償を求められないと結論付けた 2017/03/01 毎日新聞 
02月28日 バングラデシュ北部ランプルで2015年10月、岩手県出身の在留邦人男性、星邦男さんがバイクに乗った武装集団に射殺された事件で、現地の裁判所は星さん殺害の罪で地元イスラム過激組織「ネオ・ジャマートゥル・ムジャヒディン・バングラデシュ」(新JMB)の構成員5人に死刑判決を言い渡した 2017/03/01 産経新聞 
02月27日 フィリピン政府高官は、イスラム過激派アブサヤフによって拉致されたドイツ人男性が殺害されたことを明らかにした アブサヤフは26日までに身代金3000万ペソ(約6700万円)が支払われなければ殺害すると予告 2017/03/01 毎日新聞 
02月27日 マティス米国防長官は「イスラム国」掃討の加速化に向けた作戦計画の草案をホワイトハウス・国家安全保障会議(NSC)に提出 草案の中身は機密として公開されていないが、ISを「10カ月以内」に壊滅させる方策などが盛り込まれているという 2017/03/01 産経新聞 
02月27日 インドネシア西ジャワ州バンドンで「イスラム国」に忠誠を誓うグループのメンバーの男が、爆弾を爆発させ行政施設内に逃げ込んだ 男は駆け付けた警察部隊との銃撃戦の末に撃たれ、病院へ搬送中に死亡 男は爆弾を爆発させた後、対テロ特殊部隊に逮捕された仲間の釈放を大声で要求 2017/02/28 産経新聞 
02月25日 サウジアラビアのジュベイル外相はイラクの首都バグダッドを訪問し、アバディ首相らと会談 アバディ氏とジュベイル氏は両国関係の強化や過激派組織「イスラム国」対策を協議した。ジュベイル氏はイラク軍がIS支配領域の奪還を進めていることを歓迎し、サウジは解放された地域の治安擁立が進むよう支援すると語った イラク戦争後、サウジとイラクの関係は悪化していたが、過激派対策などで協力するため両国は関係改善を進めている 2017/02/27 毎日新聞 
02月25日 シリア第3の都市の中部ホムスで、自爆テロとみられる爆発があり、42人が死亡 アルカイダ系の「シリア征服戦線」(旧ヌスラ戦線)などが参加する過激派組織が犯行声明を発表 2017/02/26 朝日新聞 
02月24日 イラクのアバーディ首相は、イラク軍が、シリア東部アブカマルにあるイスラム過激派組織「イスラム国」の施設を空爆したと発表 2017/02/26 読売新聞 
02月24日 AP通信は、トランプ米大統領が大統領令で入国を制限したイスラム圏7カ国の国民について、国土安全保障省が、テロの脅威であることを示す十分な証拠はないとする報告書をまとめたと発表  報告書は、国籍はテロの脅威にならないと分析 2017/02/26 読売新聞 
02月24日 プロボクシングのヘビー級元世界王者、故ムハマド・アリ氏のムハマド・アリ・ジュニア氏(44)がアラビア語風の名前を理由にフロリダ州の空港で一時拘束され、尋問を受けた ジュニア氏は米国生まれで、米旅券を所持 今月7日に母親とジャマイカから帰国した際、空港で拘束された 母親は故アリ氏との写真を見せて解放されたが、ジュニア氏は2時間にわたり「名前の由来は」「イスラム教徒か」などと尋問された イスラム教徒だと答えるとさらに詰問されたという 2017/02/26 毎日新聞 
02月24日 シリア北部バーブ近郊にある反体制派の検問所で、自動車が爆発 民間人を含め少なくとも41人が死亡 ISが実行した自爆攻撃の可能性が高い 2017/02/25 東京新聞 
02月23日 シリアの反体制派は、過激派組織「イスラム国」(IS)が重要拠点としていた北部バーブを制圧したと宣言 反体制派はトルコ軍の協力を受けてバーブの中心部に到達 現在、IS戦闘員によって設置された地雷や爆弾を取り除く作業が続けられている 2017/02/24 東京新聞 
02月23日 イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)が支配するイラク北部の大都市モスル奪還作戦でイラクの国営テレビは、同国軍側の部隊がモスル南部に位置する国際空港を制圧したと報道 2017/02/24 産経新聞 
02月23日 パキスタン東部ラホールの市場で、爆発があり、少なくとも8人が死亡 35人が負傷 犯行声明は出ていないが、建設中の建物に爆発物が仕掛けられていたとされ、イスラム過激派によるテロとみられる 2017/02/24 毎日新聞 
02月21日 トランプ米大統領は、米国の黒人差別の歴史を紹介するワシントン市内の国立アフリカ系米国人歴史文化博物館を初めて見学 見学後には、「われわれがなぜ偏見や増悪、不寛容と戦わなければならないかを思い起こさせた」と発言 さらに、ユダヤ系社会への脅迫や嫌がらせが続発していることについて批判 「増悪や偏見の根絶に向けた取り組みが引き続き必要だ」と強調 2017/02/23 産経新聞 
02月21日 サウジアラビアのジュベイル外相は、英BBC放送が放映したインタビューで、昨年1月に断交したイランについて、緊張緩和に向けた対話は難しいとの認識を示した ジュベイル氏は、イエメン内戦で自国が支援するハディ政権と戦う反政府勢力フーシに対し「イランが武器を供給している」と批判 イスラム教シーア派勢力を通じて一部のアラブ諸国で影響力を高めるイランへの不信感をあらわにした 2017/02/23 読売新聞 
02月19日 東アフリカ・ソマリアの首都モガディシオの市場で、爆発物を積んだ自動車が爆発 39人が死亡 同日夜時点で、犯行声明は確認されていないが、ソマリア政府はイスラム過激派組織「アル・シャバブ」によるテロとみている 2017/02/21 読売新聞 
02月17日 国防総省のデービス報道部長は イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)が首都と位置付ける拠点、シリア北部ラッカで、ISの「官僚」ら指導部が退避を始めていると記者団に発表 2017/02/19 産経新聞 
02月16日 パキスタンとイラクで、テロが相次いで発生 計140人以上が死亡 いずれもイスラム過激派組織「イスラム国」が犯行声明を発表 パキスタンでは南部セフワンの宗教施設で自爆テロがあり、地元病院関係者によると、少なくとも88人が死亡 340人以上が負傷 犯行声明は少数派の「イスラム教シーア派の集まり」を狙った、としている イラクでは首都バグダッド南部で車が爆発するテロがあり、少なくとも市民ら59人が死亡、60人以上が負傷 2017/02/18 読売新聞 
02月16日 米国のヘイリー国連大使は、イスラエルとパレスチナの「2国家共存」について、「米国は完全に支持している」と発言 中東情勢に関する国連安全保障理事会の会合に出席後、記者団に応じた 2017/02/18 産経新聞 
02月16日 イラクの首都バグダッド南部で、車の仕掛け爆弾を使ったとみられる爆発があり、少なくとも48人が死亡 過激派組織「イスラム国」(IS)が、関連メディアを通して犯行を認めた 2017/02/17 朝日新聞 
02月15日 トランプ米大統領は、イスラエルのネタニヤフ首相とホワイトハウスで初会談 会談前の共同記者会見でトランプ氏は中東和平に関し、パレスチナ国家を樹立してイスラエルと平和的に共存する「2国家共存」にこだわらず、「たとえ1国家でも当事者同士が満足であれば構わない」と述べ、イスラエルとパレスチナ自治政府との直接交渉での解決を促した 2017/02/17 産経新聞 
02月15日 トランプ大統領が「2国家共存」にこだわらない考えを示したことを受け、パレスチナ自治政府のアッバス議長は、「2国家構想に取り組み続ける」との声明を発表 米国を牽制した 2017/02/17 産経新聞 
02月15日 イスラム教シーア派大国イランのロウハニ大統領は、ペルシャ湾岸のオマーンでカブース国王と、クウェートでサバハ首相とそれぞれ会談 緊張が続くスンニ派湾岸諸国との関係改善を模索するために対話を促進していくことで合意 2017/02/17 産経新聞 
02月15日 インドネシアの首都ジャカルタの特別州知事選は、投開票が行われた。再選を目指す中華系キリスト教のバスキ・チャハヤ・プルマナ氏(50)に、国民の多数を占めるイスラム教徒の候補2人が挑む構図 2017/02/16 読売新聞 
02月14日 中国新疆ウイグル自治区ホータン地区グマ県で、刃物を持った3人が集まっていた人々に襲いかかり、5人が死亡、5人が負傷 警察が3人を射殺 犯行動機は明らかになっていないが、同自治区ではイスラム教徒のウイグル族らが政府の宗教政策に反発し、政府機関などを襲撃する事件が相次いでいる 2017/02/17 東京新聞 
02月14日 ミャンマー情報省は、西部ラカイン州で昨年10月に起きた武装集団による警察施設襲撃事件で、同州の裁判所が10日、武装集団の1人に殺人罪で死刑判決を言い渡したと発表 判決を受けたのはイスラム系少数民族ロヒンギャの男(23) 2017/02/15 東京新聞 
02月13日 イラク軍は、同国西部のシリア国境付近で、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)の指導者バグダディ容疑者らを狙った空爆を11日実施し、IS幹部13人、戦闘員64人を殺害したと発表 2017/02/15 産経新聞 
02月09日 シリア北部バーブで、過激派組織「イスラム国」(IS)を空爆していたロシア軍機がトルコ軍部隊を誤爆 トルコ兵3人が死亡 11人が負傷 2017/02/11 毎日新聞 
02月08日 フランシスコ・ローマ法王は、江戸幕府のキリスト教禁教令で国外に追放されて殉教し、カトリックの崇敬対象「福者」になったキリシタン大名の高山右近(1552年ごろ~1615年)を「模範」とたたえた 2017/02/10 毎日新聞 
02月08日 アフガニスタン北部ジョズジャン州で、赤十字国際委員会(ICRC)の車が武装集団に襲撃され、スタッフ6人が死亡 2人が行方不明になった 犯行声明は出ていないが、ロイター通信は地元当局者の話として過激派組織「イスラム国」(IS)が関与した可能性があると報じた 2017/02/10 毎日新聞 
02月08日 檀家から境内の整備費として集めた現金を横領したとして、長野県警は長野市にある「浄円寺」の住職だった無職井上広明容疑者を業務上横領の疑いで逮捕 井上容疑者は「寄付してもらったお金だ」と容疑を否認 井上容疑者は2013年2月上旬、檀家から集めた現金を管理していた口座から780万円を別口座に振り込み、横領した疑い 14年夏に「東京に行く」と家族に言い残し行方不明 境内の整備が進まず、井上容疑者の行方がわからないことから、檀家らが14年12月、約7200万円を横領されたと刑事告訴していた 2017/02/09 朝日新聞 
02月07日 ミャンマー西部ラカイン州の仏教僧院などで覚醒剤の一種であるメタンフェタミンの錠剤約400万錠が押収され、僧侶3人が逮捕されたと報じられた 同国では国境地帯や近隣国で生産された錠剤が違法に流通し、社会問題になっているが、僧が検挙されるのは異例 2017/02/09 朝日新聞 
02月07日 アフガニスタンの首都カブールにあるアフガニスタン最高裁庁舎の通用口付近駐車場で自爆テロがあり、多数の市民を含む19人が死亡、40人以上が負傷 職員らが帰宅のためバスに乗り込もうとしていたところ爆発が発生 2017/02/08 産経新聞 
02月07日 靖国神社のトイレで爆発音がした事件で、火薬類取締法違反(無許可輸入など)や建造物損壊罪などに問われた韓国人の全昶漢被告の控訴審で、東京高裁は、懲役4年とした1審・東京地裁判決を支持し、被告側の控訴を棄却する判決を言い渡した 被告側は、1審の刑は重すぎると主張していたが、藤井敏明裁判長は「危険性の高い悪質な犯行で、人的被害が生じなかったのは、単なる偶然に過ぎない」として退けた 2017/02/08 読売新聞 
02月06日 トランプ米政権は「十分に報道されなかったテロ事件」のリストを公表 テロの脅威が周知徹底されていないと主張することで、イスラム圏7カ国からの入国を禁止した大統領令を正当化するのが狙いだが、多くは既報の上、イスラム教徒が標的の攻撃は除外 事実歪曲だとメディアは反発 2017/02/09 東京新聞 
02月06日 ミャンマー西部ラカイン州のイスラム系少数民族ロヒンギャへの人権侵害問題で、国連のアダマ・ディエン特別顧問(ジェノサイド防止担当)は「国際監視員を含めた、真に独立し、公平な組織による調査が行われることを要請する」との声明を発表 ミャンマー政府が設置した調査委員会の中立性に疑問を呈したもの ディエン氏は「国連の調査で、不快で容認できない残酷さが示された」と強調し、「(今後の調査で)政府の調査委を使うことは信頼できる選択肢ではない」と切り捨てた 2017/02/09 毎日新聞 
02月06日 ロシアのラブロフ外相は記者会見で、トランプ米政権がイランに強硬な姿勢を示していることに関連して「イランは『イスラム国』など国連安全保障理事会のリストに挙げられたテロ集団と関係を持ったことがない」と、米国をけん制 この日、中央アジア・カザフスタンに首都アスタナでは、シリア停戦の監視体制構築を目指す露、イラン、トルコの3カ国政府の専門家会議が開催 ラブロフ外相は「イランはISとの戦いで貢献している」と擁護 2017/02/08 毎日新聞 
02月06日 トルコ警察当局は「イスラム国」の関係先などを一斉捜索し、約760人を拘束したと発表 捜索は5日早朝から行われ、シリア人などの外国人も多く含まれており、トルコ国内でのテロを計画していたとみられる 2017/02/07 読売新聞 
02月06日 国連アフガニスタン支援ミッション(UNAMA)は、アフガンで昨年1年間に戦闘などにより死傷した市民の数が前年比3%増の1万1418人に上り、統計を取り始めた2009年以来、最悪となったと発表 6割強がイスラム原理主義勢力タリバンなど反政府勢力による犠牲者 このうち、子供の死傷者は24%増で、やはり最悪の3512人 2017/02/07 産経新聞 
02月05日 北大西洋条約機構(NATO)は米軍主導の有志国連合による「イスラム国」の掃討作戦を支援する一環として、イラク国内で同国治安部隊に対する訓練を開始したと発表 2017/02/07 毎日新聞 
02月05日 イランで16、17日に開催されるレスリングのW杯をめぐり、イラン外務省は米国代表に査証(ビザ)の発給を認めると発表 イランを含む中東・アフリカ7カ国からの入国を禁止した米大統領令への報復措置の一環で、いったん入国の拒否が決まっていたが、W杯への出場が可能になる 米連邦地裁が3日、大統領令を一時差し止めたことをうけた措置 2017/02/06 産経新聞 
02月04日 米西部ワシントン州シアトルの連邦地裁が中東・アフリカの7カ国からの入国を一時禁止する大統領令を差し止めた仮処分決定を巡り、米司法省は決定を不服として即時停止を認めず、6日までに詳しく主張を提出するよう当事者双方に指示 2017/02/06 毎日新聞 
02月04日 米ロサンゼルスの空港でトランプ大統領が出した、難民や中東・アフリカの7カ国の国民の入国を停止する大統領令への抗議デモがあった イスラム教徒や支援者らが、激しい太鼓のリズムと共に声を上げた 大統領令を一時的に差し止める地裁の決定は出たものの、空港では入国審査に長い時間がかかり、ボランティアの弁護士らが家族や旅行者の相談に応じた 2017/02/06 朝日新聞 
02月03日 ミャンマー西部ラカイン州で少数派イスラム教徒「ロヒンギャ」に対する迫害が懸念されている問題で、国連人権高等弁務官事務所は軍の「一掃作戦」で多数の人が死亡するなどしており、こうした行為が「人道に対する罪に当たる可能性が高いとする報告書を発表 ゼイド高等弁務官は、ミャンマー政府を非難し人権侵害の停止を求める声明を発表 報告書は、今年1月にミャンマーから隣国バングラデシュに逃れたロヒンギャ204人の聞き取り調査を基に作成 2017/02/07 毎日新聞 
02月03日 三笠宮さまが昨年10月27日に亡くなられてから100日目、東京都文京区の豊島岡墓地で「墓所百日祭の儀」が営まれ、喪主で妃殿下の百合子さま、孫の彬子さまをはじめとする皇族方など計52人が参列 皇室の慣例で参列されない天皇、皇后両陛下の使者に続いて、百合子さまが墓前に玉ぐしをささげて拝礼 その後、参列者全員がそれぞれ墓前で拝礼 2017/02/04 読売新聞 
02月03日 パリ中心部のルーブル美術館付近で、警備中の兵士が男に襲撃された事件で、フランス検察当局は兵士に銃撃され、重傷を負った容疑者の男が29歳のエジプト人とみられることを明らかにした 男はアラブ首長国連邦ドバイに暮らし、1月26日に観光ビザでフランスに入り、パリのシャンゼリゼ通り付近のホテルに滞在した上、同28日に軍用なた2つを購入 犯行直前には、男のものとみられるツイッターのアカウントから犯行を示唆するメッセージが最低10回発信され、「イスラム国」への言及もあった 2017/02/05 産経新聞 
02月03日 トランプ米大統領が署名した、難民や中東・アフリカの7カ国の国民の入国を一時停止する大統領令に対し、ワシントン州の連邦地裁は、違憲である可能性を指摘し、効力を停止 訴訟を起こしたワシントン州のボブ・ファーガソン司法長官は「大統領を含めて法の上に立つ人は誰もいないことが示された」と決定を歓迎 民主党のシューマー上院院内総務は「この決定は憲法の勝利だ。トランプ大統領は決定を心に留め、大統領令を廃止すべきだ」と訴えた 一方、ホワイトハウスのスパイサー報道官は声明で、決定を不服として、命令の執行停止を求める方針を明らかにした トランプ政権は「イスラム教徒の入国禁止ではない」などと憲法違反ではないことを強調 2017/02/05 朝日新聞 
02月03日 米財務省は1月29日に中距離弾道ミサイルの発射実験を行ったのを受け、イランに対する報復措置として、追加経済制裁を発表 米政権の対イラン制裁対象は弾道ミサイル開発に関与したり、イランの革命防衛隊の精鋭「コッズ部隊」に関わってレバノンのシーア派組織ヒズボラを支援したりした個人13人と企業など12団体 イスラム教シーア派系武装勢力「フーシ派」を支援していることを理由に挙げているが、これに対しイランは、ミサイルは「自衛目的で、通常弾頭用だ」と主張 フーシ派支援も否定 2017/02/05 産経新聞 
02月01日 米中央軍は、内戦下のイエメンを拠点とする国際テロ組織アルカーイダ系のイスラム過激組織「アラビア半島のアルカイダ」に対する軍事作戦を1月29日に実施し、幹部3人を殺害するなどの戦果を挙げたと発表 一方、中央軍によると、作戦の巻き添えで女性や子供を含む複数の民間人が死亡 民間人の犠牲は13人に上る 作戦はトランプ大統領が就任後初めて承認 作戦に加わった米海軍特殊部隊員1人も死亡し、新政権下で初の米軍の戦死者となった 2017/02/04 産経新聞