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活動報告

2021/05/18

佐藤直実研究員、阿弥陀寺開山忌法要にて講話

 令和3年5月1日、奈良市にある光明山阿弥陀寺(通称 みねのてら)第264回開山忌法要にて、佐藤直実研究員が講話「先祖供養とは何かー施餓鬼と廻向」を行いました。同寺での講話は、今年で6回目となります。

 今年は、今般の世情を鑑み、法要・講演・講話の全てを、ビデオ会議システム「Zoom」を使ってオンラインで行い、信徒の方々は各家より参座しました。佐藤研究員も自宅より参加。昨年の開山忌法要は、感染症拡大防止の観点から中止となったため、2年ぶりの開催です。

 午前10時より開山忌法要が厳修され、続いて、同寺の耐震工事に携わった「桃李舎一級建築士事務所」代表の桝田洋子氏による講演「阿弥陀寺耐震設計・足固め手法について」が行われました。伝統的木造建築が耐震性に優れている点を様々な実験データを示し、解説されました。

 その後、佐藤研究員による講話がなされ、供養の意味や種類などについて解説し、先祖供養に最も大切なことは「施主が福徳を備えていること、すなわち、他を喜ばせる行為をなしていること」と述べました。

  なお、同法要・講演・講話については、オンラインを使った「時代に合わせた」新しい取り組みとして奈良新聞にも紹介されました。

〈第1回~第5回の講話タイトル〉
2015年 お釈迦さまの生涯とその後の仏教
2016年 お釈迦さま入滅後の仏教ー様々な大乗経典の成立
2017年 日本に伝わった仏教ー諸宗派の成り立ちと特徴
2018年 仏教の実践ー八正道、中道とはなにか?
2019年 ほとけとは何か?ー釈迦牟尼仏、阿弥陀仏、観音菩薩、不動明王など
2021年 先祖供養とは何かー施餓鬼と廻向