文字サイズ: 標準

CIRの活動

バックナンバー

活動報告

2011/09/04

佐藤直実研究員、葛西賢太研究員、それぞれ研究発表

 佐藤直実研究員は、日本佛教学会にて「経典とは何か―経典の成立と展開受容―」のテーマの下に、「『大般涅槃経』漢訳とその重訳チベット語訳の成立と展開」と題して発表しました。従来顧みられて来なかった漢訳からのチベット語重訳経典の吟味は、漢訳の理解を深めることはもとより、チベット仏教に対する涅槃経の影響を知る上でも大変重要であり、その問題提起が評価されました。佐藤研究員の発表要旨及びレジュメはこちらでダウンロードできます。
 葛西賢太研究員は、関西学院大学で行われた日本宗教学会にて、「瞑想的世界認識と宗教研究」というパネルを企画し、そこで、「井筒俊彦の瞑想体験と東西思想の比較研究」と題した発表を行いました。葛西研究員からは「立ち見が出る盛況であったが、それよりも議論の中で課題が明確になったことがうれしい気持ちです」との報告がありました。
 同研究員は、そのまま京都へ移動し、龍谷大学にて行われた印度学仏教学会の企画パネル「アメリカにおける仏教と心理学・心理療法の遭遇--仏教の新しい役割」で、ゲストスピーカとして登壇し、「回心からマインドフルネスへ--依存症に取り組む仏教的心理療法」という報告をいたしました。
 また、16日には日本大学にて行われた日本心理学会のワークショップにて、ゲストスピーカとして「仏教の心理学的な研究にあたってはどのような課題があるか」という報告をいたしました。
 宗教学会パネルの主旨説明資料および葛西研究員の三学会での配付資料がこちらでダウンロードできます。


日本佛教学会
http://nbra.jp/

日本宗教学会
http://jpars.org/
(日本宗教学会第70回学術大会プログラム
http://jars2011.webdeki-blog.com/

日本印度学仏教学会
http://www.jaibs.jp/
(プログラムは、「学術大会」のページからダウンロードできます。)

日本心理学会ワークショップ
日程 2011年9月16日(金) 9:30-11:30
http://www.wdc-jp.biz/jpa/conf2011_program/program_workshop_list.php