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活動報告

2012/03/30

葛西研究員、震災復興経験共有のため、ふたたびサウジアラビア王国に出張

 同研究員は、2012年2月、震災復興経験共有を目的とするシンポジウムを行うため、リヤド(サウジアラビア)に出張しました。
 昨今の災害の発生は、2011.3.11の東日本大震災のみではありません。同年にはクライストチャーチの大震災も先立ってありましたし、また、夏には豪雨が特に志摩半島に大きな被害をもたらしました。「砂漠の国」サウジアラビアも自然災害の例外ではなく、2009年と2011年にはジェッダを中心とする大水害で多くの方が犠牲になっています。自然災害への対応とそこからの復旧は、全人類的課題になっています。
 今回は、日本の経験知を共有するため、そして、東日本大震災の被災者の方々に同王国からLPガスが供与されたことに対する返礼のための訪問でした。一年前に同研究員は、国際文化祭ジャナドリヤに招聘され、その際に、震災復興ボランティアの活動について講演を行っています。今回の訪問は、それを踏まえてのものです。
 訪問および現地でのシンポジウムの概要は、『日本サウディアラビア協会報』226号(2012年3月)に掲載されました※。また協会のご好意により、オンライン学術誌『宗教と社会貢献』第2巻第1号(大阪大学学術レポジトリ、2012年4月公開)にも、補遺の説明を付して「自然災害と震災復興の経験をグローバルに共有する」と題して転載されました。


【『日本サウディアラビア協会報』226号と葛西研究員のレポート掲載ページ】
 
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