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活動報告

2021/01/12

佐藤直実研究員、今年も毎日文化センターで常設講座と短期講座を担当

 佐藤直実研究員は2007年より、毎日文化センターで毎月、仏教講座を担当しています。

1)常設講座
 2015年10月から「ブッダの教えを読みとく」という連続講座が始まり、半年毎にテーマを変え、様々な切り口で仏教について解説しています。

 昨年2020年4月からは、全6回「般若経と中観思想」を行いました。(5、6月は緊急事態宣言を受け、7月以降に順延)

 今月2021年1月からは、新テーマ「こころのしくみ〈唯識思想〉」全6回が始まります。

 唯識思想は、大乗仏教の核心たる般若思想を基盤に、「こころ」とは何かという問題を掘り下げた思想です。成熟した哲学体系をもつだけでなく、瞑想実践を重視し、日本においては奈良仏教の基軸をなす思想です。当講座では、インドに始まる唯識思想を解説し、受講生の皆さんと、現代社会にはびこる心の問題についても考えていきたいと思います。


2)短期講座
 2018年から、仏典の言語をテーマに全3回の短期講座も開講しています。

 今月2021年1月からは「サンスクリットで読む般若心経」全3回を開講します。
 仏典は、もともとサンスクリット(梵語)やパーリ語などのインドの言葉で書かれていました。当講座では、般若心経のサンスクリット文の中から、大切な構文を取り上げ、初心者でもわかるように全文を解説します。

過去の常設講座のテーマ
【1】ブッダの生涯とその後の仏教 (2015年秋)
【2】「ほとけ」とは何か(2016春 )
【3】仏教の実践とは何か(2016秋 )
【4】大乗仏教と密教(2017春 )
【5】仏教の聖典(2017年秋)
【6】仏の世界(2018春 )
【7】降魔と成道ー阿閦と阿弥陀(2018年秋)
【8】仏教説話(2019年春)
【9】釈尊の入滅とその後の仏教(2019年秋)
【10】般若経と中観思想(2020年春)

過去の短期講座のテーマ
【1】仏典の言語ーサンスクリット・パーリ語・チベット語(2018年秋)
【2】サンスクリット(2020年冬)