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活動報告

2016/04/03

佐藤直実研究員、日蓮宗広島支部教師会にて講義

 平成28年3月4日、福山市にて開催された日蓮宗広島支部教師会にて、佐藤直実研究員が「法華経を中心とした大乗経典の成立」と題し、講義を担当しました。
 日本の伝統諸宗派が所依とする様々な大乗仏教経典の多くが、紀元後2世紀頃までに成立したと考えられています。日蓮宗が正依とする法華経も同様です。法華経は、法華経は、すべての仏教思想は同じさとりにむかっており(一乗、二乗作仏)、仏は三世にわたって正覚者であり、永遠にあり続ける存在であること、また、全ての仏は釈迦牟尼仏に帰す(久遠実成)を説いています。「諸経の王」と言われる由縁について、般若経や阿弥陀経をはじめとする種々なる大乗経典の成立過程を概説しながら示しました。