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テレビ番組ガイド・レビュー

日本国内で放送された宗教関連番組のレビューです。

http://www.integralworld.net/scofield5.html

 私たちはなにかを遂行するにあたって多くのことに迷う。そもそもうまくいくか、他人はどう評価するか?家族は?友人は?上司はどう評価するか、自分は納得できるのか。それは「よい」ことなのか。それとも特定の人を犠牲にする行為なのか。
 正解はない。私たちは迷い、決断して踏み出したり、迷ったままそれをやめてしまったりする。

 インドの重要古典『バガヴァッド・ギーター』では、親族と闘わねばならなくなり迷う主人公アルジュナ。「あなたは定められた行為をなせ」とクリシュナは励ます。定められた義務を放棄せず、それに徹することが重要であると説く。[*]

 そのとおりなのだ。だが、爆撃の命令を受けるような状況において、その行為を遂行する力をヨーガによって得たというのは、斎戒の遵守を説くヨーガの方向性に逆らう。この兵士は、ひたすら抵抗し、命令を拒絶すべきだったのか?
 それはおそらく不可能であっただろう。彼が遂行しなければ別の人がする。それが戦争というものだ。

 課せられたら、断るのは難しい。であれば、そのような状況にだれかを置かずにすむよう、私たちは最大限の努力を払うべきだろう。


* 上村勝彦訳『バガヴァッド・ギーター』岩波文庫、1992年、44ページ。__RCMS_CONTENT_BOUNDARY____RCMS_CONTENT_BOUNDARY____RCMS_CONTENT_BOUNDARY____RCMS_CONTENT_BOUNDARY____RCMS_CONTENT_BOUNDARY____RCMS_CONTENT_BOUNDARY____RCMS_CONTENT_BOUNDARY____RCMS_CONTENT_BOUNDARY____RCMS_CONTENT_BOUNDARY____RCMS_CONTENT_BOUNDARY____RCMS_CONTENT_BOUNDARY____RCMS_CONTENT_BOUNDARY____RCMS_CONTENT_BOUNDARY____RCMS_CONTENT_BOUNDARY____RCMS_CONTENT_BOUNDARY____RCMS_CONTENT_BOUNDARY____RCMS_CONTENT_BOUNDARY____RCMS_CONTENT_BOUNDARY____RCMS_CONTENT_BOUNDARY__">第十三回「戦争のためのヨーガ」

1__RCMS_CONTENT_BOUNDARY____RCMS_CONTENT_BOUNDARY____RCMS_CONTENT_BOUNDARY____RCMS_CONTENT_BOUNDARY____RCMS_CONTENT_BOUNDARY____RCMS_CONTENT_BOUNDARY____RCMS_CONTENT_BOUNDARY____RCMS_CONTENT_BOUNDARY____RCMS_CONTENT_BOUNDARY____RCMS_CONTENT_BOUNDARY____RCMS_CONTENT_BOUNDARY____RCMS_CONTENT_BOUNDARY____RCMS_CONTENT_BOUNDARY____RCMS_CONTENT_BOUNDARY____RCMS_CONTENT_BOUNDARY____RCMS_CONTENT_BOUNDARY____RCMS_CONTENT_BOUNDARY____RCMS_CONTENT_BOUNDARY____RCMS_CONTENT_BOUNDARY__