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テレビ番組ガイド・レビュー
日本国内で放送された宗教関連番組のレビューです。
GRACE of JAPAN~自然の中の神々~【伊勢神宮 内宮】 |
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2012/04/12(Thu.) 21:00~22:00 BSジャパン
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伊勢神宮は20年に一度、社殿を造りかえる式年遷宮(しきねんせんぐう)という大祭を行い、御神体を新しい宮へ遷す。現在も第62回目の式年遷宮が行われている最中で、平成25年に完了する予定だ。番組は式年遷宮の完了が迫って注目されている伊勢神宮の内宮(ないくう)と呼ばれる皇大神宮(こうたいじんぐう)と、それとは別に設けられた神社である別宮(べつぐう)に焦点を当てる。参拝経路順に紹介していく形式で、あたかも視聴者自らが参拝しているかのような演出がされている。 内宮の本尊は三種の神器である八咫鏡(やたのかがみ)だ。ここに祀られている天照大御神(あまてらすおおみかみ)は、八百万神(やおよろずのかみ)に調和や秩序を与える神徳があることから、八百万神の中でも象徴的な神と言われている。神明造(しんみょうづくり)と呼ばれる建築様式が用いられており、石段には群馬県から運ばれた三波石を用いている。番組内では「神を祭ることを追求した簡素な作りだ。静かな佇まいに神々しさを感じる」と語られている。 また、別宮の風日祈宮(かざひのみのみや)は風雨を司る神である級長津彦命(しなつひこのみこと)と級長戸辺命(しなとべのみこと)を祀っている。風日祈宮の周りには木々が生い茂り、耳を澄ませば鳥の声が聞こえる。伊勢神宮内で最も美しい場所であるという。 その後も月讀尊(つきよみのみこと)を祀る月讀宮(つきよみのみや)と、月讀宮と同じ境内に祀られる月讀荒御魂宮(つきよみのあらみたまのみや)、伊佐奈岐宮(いざなぎのみや)、伊佐奈弥宮(いざなみのみや)の三つの社を始めとした別宮を物静かな雰囲気と共に映している。 |