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日本国内で放送された宗教関連番組のレビューです。

そっと後押し　きょうの説法 　
2011/05/03（木）05:43～05:45　テレビ朝日
参考
番組公式
　テレビ朝日で早朝に放送されている情報番組「やじうまテレビ！」（月～金04：55～08:00）の中で火・水・木に４月から始まった約３分間（5時43分～45分ごろ）のコーナー。「自殺対策に取り組む僧侶の会」（僧侶の会）のメンバーがひと言のアドバイスを行う。月・金は「今日の道案内」として、美輪明宏が同様にメッセージを発する。
　「僧侶の会」のメンバーは、東京近郊の超宗派の僧侶で40～50代が中心。この日は、人から受けた恩について、会の代表で浄土真宗本願寺派安楽寺住職の藤澤克己が語る。
　苦しみや悲しみの中にいると、まわりの人の協力をありがたく感じる一方で、「なんのお返しもできない」と心苦しく感じる人もいるかもしれない。だが、「困ったときはお互いさま」ですから、まずは好意をありがたく受け取り、余裕ができたときに返せばよい。お金の貸し借りとは違うのだから、必ずしも世話になった本人に返すわけでなく、そのときに助けを必要とする人に、それまで受け取ってきた「おかげさまの心」を返せばよい。受け取ったご恩を次の人につなげていく、そんな風に考えてみてはと藤澤住職が提案した。
　ここで、「きょうの言葉」「“おかげさまの心”を次の人につなぐ」とのテロップが表示されて場面が切り替わる。スタジオに戻り、３人の女性アナウンサー（島本真衣、松尾由美子、森葉子）が「ありがとうございます。いただきました」と頭を下げ、きょうの言葉のフリップを提示して読み上げる。３人が感想を述べあい、松尾アナが「感謝の心を次につなげていきましょう、皆つながっているんですものね」とまとめて終了。
　早朝に放送されるコーナーで、視聴者は多くないと思われるが、視聴した個人のブログなどを見ると好評で、毎回、楽しみにしている人もいるようである。視聴者が抱えている問題に「きょうの言葉」が合致した場合は特に喜ばれている。2011年６月10日に決定された平成23年版の自殺対策白書でも、2010年の自殺者は13年連続で３万人を超えている。このコーナーが長く続き、悩める人の心の安らぎに役立つようにと祈りたい。

自殺対策に取り組む僧侶の会
http://homepage3.nifty.com/bouzsanga/

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