














北米
アメリカ合衆国およびカナダ。プロテスタント諸派がいまだ多数派のなかに、移民によるカトリック諸派、ユダヤ教が存在感を発揮してきたが、その後も多くの移民を受け入れてきたため、アジア系移民の宗教がじょじょに存在感を強めている。アフリカ系移民や米国先住民(ネイティブアメリカン)の、固有信仰への回帰の動きもある。
アメリカ合衆国およびカナダ。プロテスタント諸派がいまだ多数派のなかに、移民によるカトリック諸派、ユダヤ教が存在感を発揮してきたが、その後も多くの移民を受け入れてきたため、アジア系移民の宗教がじょじょに存在感を強めている。アフリカ系移民や米国先住民(ネイティブアメリカン)の、固有信仰への回帰の動きもある。
中米・カリブ海
メキシコを中心にカトリック信者が多い。カリブ海地域では、共産主義を奉ずるキューバや、島嶼部の諸国家で、土着の習慣や宗教があらためて注目されている。
メキシコを中心にカトリック信者が多い。カリブ海地域では、共産主義を奉ずるキューバや、島嶼部の諸国家で、土着の習慣や宗教があらためて注目されている。
南米
植民地時代の影響から、ブラジルなど、カトリック信者が多い一方、土着の信仰、あるいは外来の精霊信仰ととカトリックとが混交する形も広く存在する。
植民地時代の影響から、ブラジルなど、カトリック信者が多い一方、土着の信仰、あるいは外来の精霊信仰ととカトリックとが混交する形も広く存在する。
西欧
EUを中心としたヨーロッパ。政教分離政策や個人主義の進展、移民諸宗教の存在感のため、カトリック圏とプロテスタント圏といった線引は困難になっている(*ギリシャは、ギリシャ正教として宗教区分的には東欧に近いものの、EUに加盟していることもあり、一応「西欧」に入れた)。
EUを中心としたヨーロッパ。政教分離政策や個人主義の進展、移民諸宗教の存在感のため、カトリック圏とプロテスタント圏といった線引は困難になっている(*ギリシャは、ギリシャ正教として宗教区分的には東欧に近いものの、EUに加盟していることもあり、一応「西欧」に入れた)。
東欧・ロシア
ロシアを中心としたキリスト教の東方正教が多数派のエリア。かつて多くは共産圏であった。
ロシアを中心としたキリスト教の東方正教が多数派のエリア。かつて多くは共産圏であった。
北アフリカ
地中海に面し、あるいはサハラ以北の、主にイスラーム圏。文化や宗教への、旧植民地宗主国からの影響が小さくない.
地中海に面し、あるいはサハラ以北の、主にイスラーム圏。文化や宗教への、旧植民地宗主国からの影響が小さくない.
中央・南アフリカ
アフリカ大陸中央から南部。西欧との貿易交流や植民地宗主国との関係により、キリスト教化が進む国がある一方、呪医などが重要な社会的役割をもつ土着信仰も存在。
アフリカ大陸中央から南部。西欧との貿易交流や植民地宗主国との関係により、キリスト教化が進む国がある一方、呪医などが重要な社会的役割をもつ土着信仰も存在。
中近東・湾岸諸国
石油資源に支えられるイスラーム諸国家。聖地の守護者であり厳格なワッハーブ派を国是とするサウジアラビア、シーア派を奉ずるイラクやイランの他、いくつもの少数派を抱え、イスラームも多様。
石油資源に支えられるイスラーム諸国家。聖地の守護者であり厳格なワッハーブ派を国是とするサウジアラビア、シーア派を奉ずるイラクやイランの他、いくつもの少数派を抱え、イスラームも多様。
中央アジア
東西交易の要路であったため、イスラームを奉じる諸国のほか、イスラームと東方キリスト教会とを併含する国家もある。
東西交易の要路であったため、イスラームを奉じる諸国のほか、イスラームと東方キリスト教会とを併含する国家もある。
南アジア
圧倒的多数としてのヒンドゥーの他、大国インドでは「少数派」のムスリムも相当数になる。仏教国スリランカの他、インド国内で新たに仏教が勃興している。
圧倒的多数としてのヒンドゥーの他、大国インドでは「少数派」のムスリムも相当数になる。仏教国スリランカの他、インド国内で新たに仏教が勃興している。
東アジア
モンゴルとチベットを含めた中国、朝鮮半島,漢字文化と、仏教や儒教や道教などの中国的展開に影響されながらも、その実践は多様である。中国各地からアジア各国に散在する少数民族の土着の信仰形態も近年注目されている。
モンゴルとチベットを含めた中国、朝鮮半島,漢字文化と、仏教や儒教や道教などの中国的展開に影響されながらも、その実践は多様である。中国各地からアジア各国に散在する少数民族の土着の信仰形態も近年注目されている。
東南アジア
インドシナ半島やマレー半島と、島嶼部。タイやベトナム、カンボジアのような仏教国、マレーシアやインドネシアなどイスラーム国、また植民地時代の影響でキリスト教が強いフィリピンや東ティモールなどに大きくは分けられるが,民族的・文化的な混淆が遍在。
インドシナ半島やマレー半島と、島嶼部。タイやベトナム、カンボジアのような仏教国、マレーシアやインドネシアなどイスラーム国、また植民地時代の影響でキリスト教が強いフィリピンや東ティモールなどに大きくは分けられるが,民族的・文化的な混淆が遍在。
オセアニア
オーストラリアやニュージランド、パプア・ニューギニア、さらには太平洋に散らばる島々。西欧人入植によるキリスト教の影響が強い地域もあるが、オーストラリアのアボリジニのように先住民文化の権利宣言や、島嶼部固有の文化も注目されている。
オーストラリアやニュージランド、パプア・ニューギニア、さらには太平洋に散らばる島々。西欧人入植によるキリスト教の影響が強い地域もあるが、オーストラリアのアボリジニのように先住民文化の権利宣言や、島嶼部固有の文化も注目されている。
日本
東アジア文化圏の一角に位置づけられ仏教や儒教などを共有するが、欧米からの強い影響も見られる。東京に拠点を置く情報センターとして現代日本における宗教の姿を継続的に発信していきたい。
東アジア文化圏の一角に位置づけられ仏教や儒教などを共有するが、欧米からの強い影響も見られる。東京に拠点を置く情報センターとして現代日本における宗教の姿を継続的に発信していきたい。